膨らみ続ける医療費

医療費

日本における医療費の現状

現在日本の国民医療費は年々増加傾向にあると言われています。
現時点における国民全体の医療費は、30兆円規模に達しています。

なぜ医療費が伸び続けているかというと、高齢化社会が進んでいることに起因しています。
30兆円の中でも高齢者のための医療費が10兆円規模に達していて、現時点で全体の1/3程度を占めています。

しかも日本人全体に占める高齢者の人口の割合は、少子高齢化の中でどんどん増え続けると予想されています。
このため、現時点でも老人医療費は増加傾向にありますし、今後も著しい伸びが予想されています。

高齢者医療費の伸びに釣られるように、国民全体の医療費の増加傾向も続いています。
国民総所得の伸びを上回る状態というのが現状です。

医療費と国民総所得との関係

国民医療費の国民所得に対する割合を見てみると、年々増加傾向にあります。
平成3年度における割合は5.9%程度でした。
ところが平成11年度の実績見込みを見てみると、8.1%となっていて平成3年度と比較すると1.4倍以上の伸びを記録しています。

これだけ急速な伸びを見せているのは、高齢者医療費が増大しているのが原因です。
今後も高齢者医療費は増大する可能性が高いです。
平成37年度になると、割合は12%を超えてくるのではないかと予測されています。
平成10年前後の時点の7%台と比較すると、1.7倍の伸びになるわけです。

平成37年度の予測によると、国民の総医療費は81兆円規模に達するとみられています。
かつその中を占める高齢者の医療費は45兆円に達します。
全体の56%程度を占めて、日本の現在の国民の総医療費と比較しても高齢者の医療費だけで1.5倍に膨らむわけです。

国民医療費の伸び対策

現時点の財源では、将来の国民の医療費を賄えない可能性が高いです。
そこで対策を講じる必要があります。
今後の改善のポイントとして大事なのは、国民医療費の内訳にあります。

国民医療費の医療機関への分配を見てみます。
入院と外来とを比較するとそれぞれ、37.4%と41.4%となっているのでほぼ同水準といえます。

医療機関で分配された医療費はどのように使われているのでしょうか?
内訳の中で、50.9%と過半数を占めているのが、医者や看護師、薬剤師のような医療スタッフの人件費に使われているのが分かります。
次いで多いのが医薬品の費用で19.4%、経費その他の18.4%が続きます。
この部分のコストをどのようにして削減するかが、医療費のやりくりのポイントになります。

一学生である私が勝手に日本の医療費に関することを調べていきます。