カテゴリー別アーカイブ: 高齢化社会の医療費問題

若者たちの正しい理解が必要

老人医療費が増える理由

現在国民の総医療費のうちの3割は高齢者のための医療費が占められています。
しかしこれが20年後には6割を占めるようになるとメディアなどで議論されているので、耳にしたことのある人もいるでしょう。

このように言われると「高齢者のせいで自分たちの負担が増える」と若い人たちは感じてしまいます。
このため、高齢者や老人相手に金儲けしているというイメージをもたれることで病院も悪いイメージがもたれがちです。
しかし高齢者の医療費が伸びるのは、ある意味自然の摂理で致し方ないこととも言えます。

そもそも高齢者になると若い人のように、健康的な肉体を維持しにくくなります。
このため、病気やけがになる頻度が多くなり、病院で厄介になるケースも増えるのは仕方ないことです。

しかも高齢化社会が高齢者の人口がどんどん増えてしまうわけですから、高齢者の医療費が伸びるのは仕方のないことです。
この部分がきちんと説明されることなく、高齢者の医療がどんどんかかる所だけが喧伝されているので誤解されてしまうのです。

正しい医療への理解が必要

若い人が上のような高齢者に対する誤解をしている間に、政府はいろいろな政策を実現させています。
1つは年金制度の改悪と呼ばれるものです。
従来の60歳支給だった年金が65歳に段階的に引き上げになりました。

その他には老人医療が70歳から75歳に引き上げられました。
このため、800万人の70~75歳の高齢者の医療費の自己負担が引き上げられました。
少子高齢化でこれから大変になると言う所だけを大々的に取り上げて、国はこのような政策を成功させました。

しかし若者が理解すべきなのは、いずれ誰でも高齢者になる点です。
つまり自分たちも高齢者医療のお世話になる可能性が高いということをきちんと理解して、高齢者医療への是非を考えるべきです。

高齢者の意識改革も重要

ある番組の中でグラビアアイドルの発言が賛否両論を巻き起こしています。
見ず知らずのおじいちゃんおばあちゃんのために医療費を出したくないという発言でした。

ただしこれには前提があって、井戸端会議をするために病院を訪れる高齢者もいて、そのような人のために医療費負担をするのはいかがなものなのかという意味での発言です。
不満はよくわかるとか、医療費問題と老人を大切にというのは別物という賛成の意見もあれば、若者の恥とか体調が本当に悪いかどうかは判断できないという否定的な意見もありました。

確かに高齢者の中には、時間つぶしとか知り合いに会うために病院を利用している人もいます。
高齢者も自分たちの医療費は若い人の負担で賄われていることを認識すべきです。