日本の薬の値段は高いの?

医療費の負担は海外に比べると安い日本ではありますが、
それは保険で3割負担になっているからでして、
これが全額自己負担になった場合には医療費はかなり高額になります。

医療費問題の中では、薬代にも注目するべきではないでしょうか。
日本の薬は値段が高いのかということについてここでは考えていきたいと思います。

まず、現在薬というのはほとんどが開発し終わっているという状態で
薬が開発されていない病気というのはほとんどありません。

ですから薬の開発はまだ続けられているものの、
それはもっと専門的な薬を作ろうとしていたり、
ニッチな疾病の領域の薬を作ろうとしているということが現状です。

しかし特定のニッチな疾病の領域となると多くの人がかかる病気ではありませんから、
薬を開発してもあまり需要が高いわけではないので、儲からないのが現状のため、
これまでに作ってきた薬の効果をさらに出すための薬を開発しています。

新しい薬を作るということはとても難しくて開発した場合の成功率もかなり低いので、
着手する製薬会社も減っていることと、長い時間がかかるので、その点も問題視されている
という現状もあります。

そして年々薬の材料のコストなども値上がりしていることもあり、
10年前と比べれば4倍から5倍くらい値上がっているので、どうしても薬の値段が
上がってしまうというわけです。

製薬会社は、長い期間とお金をかけて新薬を開発しているわけですから、
開発コストを回収するためにも少し値段を高くつけることもあるというわけです。

日本では薬の値段はどのようにして決めているのかといえば、通常似ている薬があれば、
その似た薬の相場に合わせてつけますし、類似の薬がない場合はその薬のコストを考えて
調整をした上でつけられることが大半です。

そして新薬は値段がついてから2年に1度、薬価改定というものが行われるので、
大体値段は下がります。利用する人が多い薬は値段が上がりそうなものですが
日本では必ず発売してから2年たてば、薬の値段は下がるというのが特徴です。

ジェネリックといわれる安い値段で効果は同じである薬も発売されているのですが、
日本ではあまり普及していないのが現状で国民性として、やはり本物志向、ブランド志向が
強いからではないかといわれています。

もちろん未だに開発されていない薬も有り、がんを治すための再生治療など研究は進められており、
日本にも多くの研究者が日々薬の開発・分析に勤しんでいます。
薬を購入する際にはその裏側にいる研究者たちの努力と高度な技術を思い起こしてみると考えも変わるかもしれませんね。
参考:バイオ研究の求人サイト テンプR&D